ブドウ畑の空に乾杯

風通し

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また醸造家ジョンと意見が分かれる.
私はトゥリガナショナルとメルローのタンク上部にあるスペースから、少量の酢酸の臭いがすると思う.

今日ヘッドスペースにアルゴンを注入している時に感じた.
マロラクティック発酵による二酸化炭素でもなく、
タンクのドアについているガスケットのゴム臭でもなく、
おそらくはワインの表面から立ち上ってきた酢酸の臭い.

でもサンプルバルブからワインをグラスに注いでテイスティングすると、
それほど問題があるとは思えない.

何が起こっているのだろう.

醸造家ジョンは、僕は酢酸の臭いは感じないなあと言った.
私がもう一度嗅いで見ると、やっぱり何かフレッシュなワインとは違うものを感じる.
しかしまたサンプルバルブからグラスに注いでみるとその臭いはしない.
タンクか? あんなに磨いたのに? たぶんタンクじゃないと思うんだよな.
でもアルゴンしたらちょっとその臭いは減ったのでたぶんヘッドスペースには酢酸があったのだと私は思う.
...何が起こっているんだ?
わからない. もしワインが本当に酢酸を作り続けているとしたら大問題.


マロラクティック発酵の間、ワインってほんとに不安定でおかしな状態になるし
口に含んでまっずーいと思うこともしばしば.
私には彼ほどの経験はないし、自分の嗅いでいる何が良くて何が悪いのか、判断に迷う.

でもどんな小さなことでも気づいたら言うことにしている.
もし問題が大きくなってしまったら取り返しがつかないから.


今日は来週瓶詰めする新酒の準備に取り掛かった.
赤・白・ロゼ、それぞれ40ケースずつくらいできそうだ.


写真は、新酒を保管していた冷蔵庫.
清潔は大事だが、こういう暗くてかび臭い場所で作業するのも実はなかなかに趣があるのだ.

by saitomy | 2008-10-24 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編
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