ブドウ畑の空に乾杯

天気

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昨日は愚痴のようなことを書いたが、嫌なことばかりあったわけではなくて
長く続いた曇り空にお日さまが覗いた瞬間もあったのだった.
壁がなく、屋根しかないワイナリーなのでむちゃくちゃ寒いが、
空を眺めながら働けるのはとても気に入っている.

というわけで写真は昨日、太陽が顔を出した時の空.

マロラクティック発酵の終わっているワインの澱引き、樽に入ったワインの管理、
瓶詰め間近のワインのベントナイトを使ったトライアルをしていくこと、が今週おもにやること.
数あるワインの内、どれから手をつけていくべきなのか...

商品として高い価値を保たなければいけないワインもあれば
(マーケティングの人が高い値段つけちゃってるから)、
売り出す時の値段が安くても、個人的に思い入れの強いワインというのもある.
品種が自分の好みだったり、畑から運ばれてきた時のブドウが非常にいい状態だったので
それを絶対に無駄にしないようにいいワインに育てていきたい、という単なる私だけの感情なのだが.

いろいろ考えたのだが、全体を見回して、早めに処置の必要なワインから取り掛かることにした.
要するに、全てのワインをテイスティングして「どうも放っておくと元気がなくなりそうな」状態のワインから
手入れしたほうがいいかな、と思った.
だから昨日フィルムイーストに侵されそうなワインの澱引きをして、
今日からは、「状態がよく、ワイナリーにとって大切にすべきワイン(量が多くて値段も高い)」に取り掛かった.

それから気をつけたいのは、1日の勤務時間内に確実に終わらせることの出来る仕事量を見極めること.
みんなに残業なんてさせたくないし、疲れて怪我したりモチベーションが下がっても困る.

醸造家ジョンがいないので、自分の思い通りにスケジュールを決めて
それを実行していくのがとても楽しい.
何か大きな事故や失敗がないようにいつも以上に気を張っているので疲れはするが、
自由にやらせてもらえてありがたい.

こういうボスに恵まれる機会なんて、この先あるかどうか分からないなあ.



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by saitomy | 2009-01-07 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編
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