ブドウ畑の空に乾杯

もう少し、旅の話を

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旅行中知り合った伯父の友人という人は、小柄で短髪にちょび髭、少しお腹が出ていて、よく笑う人だった.
これもまた伯父と同じく退職して独り暮らしをしており、
お家もお庭もとても綺麗に手入れしてあって、料理がむちゃくちゃ上手い.
本格的な日本料理が出てくるし日本酒は飲めるしで、私も初めてお邪魔したお宅にも関わらず
とてもリラックスしてしまった.

そのオジサマは、在職中は3,800人ほどの部下(というか従業員)がいたと仰るので
私はワイナリーでそのおよそ千分の一の数の人間を動かすのに苦労してますが
どうしたらいいんでしょうか、と尋ねてみたところ

「相手の気持ちになって考えることじゃないかなあ」とのお答えが.

そうか. たぶんやっぱりそうなのだなあ.

「お手本見せようとしても分からないし、自分から動かないんでしょう?」

ええまったくその通りでございます.

「働かないと言ってもいろんな人がいるからね.
何かやってみたいけど、どうすればいいのか分からない人とか、
本当にただ手を抜くことを考えている人とか...」

ええ、その通りでございます.

「だから何も言わないんじゃ分かってもらえないけど、
相手の気持ちになって指示を出したり、なにかを伝えたりね」

なるほどねえ. それから私はどうしても怒る、ということができないんですが...

「怒れないのは、それはそれでいいんじゃない? あとはもう褒めてあげることよ.
時々、その人たちが普段見せないような頑張りをみせることがあるでしょう?
その時を逃さずにね、実際あなたが思っている10倍くらい褒めてあげること」

なるほどねえ.やってみようかなあ.
なんだかせっかくのおいしい酒の席が、カウンセリングみたいになってしまったのでした.
もちろん仕事の話ばかりしたわけではありませんが.

アメリカで長年仕事をしてきた方からこういうお話を聞けて、ふっと気持ちが楽になったのは確か.



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by saitomy | 2009-02-17 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編
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