ブドウ畑の空に乾杯

ブドウとブドウの間

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前回の家族の昼寝の写真でも判るかもしれないが、ブドウの入ったトラクターが
一便ずつ着くまで、けっこう間があくのだ.

自分のところの畑だけではなくて、知り合いの畑のブドウもいわゆる委託されて搾ったり
しているので醸造所から畑までの距離があると、長い待ち時間があることもある.
そういう時は畑で収穫された時点で亜硫酸を加えるように指示していることも.

醸造所内は待ち時間のあいだ、一度きれいに掃除される.
プレス機のサイクルが終わっている場合は果皮や種子をすすぎ洗いし、
除梗機もコンベアベルトも床も水で流す.

次の便がくればまた果汁だらけ、果皮だらけになることは分かっているので
ピカピカに掃除するわけではないが、あくまで実務上必要な程度に、
そして気持よく仕事できるように、きれいにする.

このさじ加減がなかなかに難しい.
なぜなら「きれい」の基準において初め私は周りと結構な隔たりがあったからだ.
完璧を目指すと水を使いすぎるし、意味が無い.
ということは分かっているけどついつい、これまでの経験と同じように
やってしまって、おい、もういいよ、十分きれいじゃないか、と声をかけられる.
何度かやっているうちに機械のどの部分から取りかかればいいのか、分かってくる.
当たり前だけど、一番大切なのはブドウが直接触れる場所だよね.

軽く掃除を終わらせて、空いた時間はワインを飲んだりカーヴに行って果汁の使い方や
いくつかのワインのブレンド比率や、比重の推移や温度やいろんなデータを観察したり、
質問があれば聞いたりしている.

写真は待ち時間の醸造所の具合.

Domaine Collet.
Chablis, France.

by saitomy | 2010-09-21 03:03 | ワイン・ブドウ フランス編
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