ブドウ畑の空に乾杯

渡すもの

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朝、ネゴシアンが果汁を引き取りにきた.
大抵こんな感じでタンクを積んだトラックでやってきては果汁を持っていく.
いくらで売っているのだか知らない.今度聞いてみよう.

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几帳面フロランが今日も澱引きを始めた.
彼は発酵の全ての工程を整然とノートにとっているので、
初めの頃それを密かに毎日盗み見していたのだが(先輩から学ばせてもらうのは
当然のことである)、細かい人だけどケチではないようで、
私が興味を持ってカーヴをうろついてることを知ってからは
ほら、ここに全部書いてあるから読んでいいよ!とノートを見せてくれた.

今年のデータだけではなくて、何年か前の仕込みの記録まである.
このドメーヌはデータというデータをしっかり記録に残していて、
先々のワイン造りに役立てようと前年とはまた違った新しい醸造法を試したりしている.

例えばベントナイトを加えるタイミングも、去年実験的なことを始めて、
今年別のやり方で試して、来年また別のやり方で試して、それで結論を出すつもりらしい.
そしてこれがいい、と確信したことは次の世代にしっかり伝えるのだ.

醸造長ロマンは今年生まれてくる息子のためのワイン、というのも仕込んでいるみたい.
彼自身は14歳の時からワインを飲み始めたというから、たぶん14年以上先に
飲めるワインを想定して造っているはずだ.
きっとおいしいものになるね. 楽しみだなあ.

Domaine Collet.
Chablis, France.

by saitomy | 2010-09-23 03:01 | ワイン・ブドウ フランス編
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