ブドウ畑の空に乾杯

ありゃま

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プレス機が終わったと思って果皮を捨て始めたら...
びっくり. まだ搾れてないじゃん!
プレス機に入れたブドウの量が少なすぎて搾りきれなかったらしい.
慌ててラインをストップ.
まだプレス機に残っていた果皮をもう一度搾る羽目になった.

基本的に仕事のきれいな人たちだけど、
搾りきれてなかったり、果汁をこぼしたり、
いろんな失敗やアクシデントもそりゃもちろんあります.
徒に無駄を出したいわけではないけれど、人間なので当然ですね.
で、そんな時はみんな笑ってやり過ごす.
失敗してもそれを受け止めるのは自分たちだし、誰かが怪我をしたり
命を落としていないのだから大したことはない.
ここでは笑ってやり過ごすとブドウも笑って許してくれるわけ. 

日本だとこうはいかないんだよなあ.
お米を一粒も残すな!みたいな感じでワインも一滴もこぼすな!
失敗は許されない、って空気があったんだよなー.
どうしてだろう、もともとの量が少ないからかな.
文化、考え方の違いなのかな. まだわからない.
ブドウを愛するやり方が違う、ということなのだろうか.
根性、苦労、というものが有難がられる風潮があるからなのだろうか.

根性や厳しさだけでワインが作れたらそれは実におめでたいことであるが、
私の知る限りワインづくりってそういうものでもないし
汲々として作ったワインは汲々とした味になるような気がする.
余裕がなくっちゃあいけませんぜ.

ドメーヌ・コレではみんな口笛を吹きながら仕事している.
誰にとっても厳しい仕事に違いないけど、こんなの簡単さ、ふふふんって感じで作るのがいい.

Domaine Collet.
ドメーヌ・ジャン・コレ・エ・フィス にて
Chablis, France.

by saitomy | 2010-09-30 03:03 | ワイン・ブドウ フランス編
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