ブドウ畑の空に乾杯

あなたの子よ

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相変わらず寒い中植え付けしている.
こんなに寒くて大丈夫なのかなあと思ったけど、冬の間に植え付けして、根を定着させて、
春になったら萌芽してもらう、という方法をシャブリではよくやっているみたい.

トラクターで穴をあけた地面を、鍬でさらに深く掘り下げて、まずトラクター用の指標を立てる.
それから苗の向きを確認して、強すぎず、適度にふんわりと、でも苗が倒れない程度の硬さで土をかけていく.
地面から出ている部分には土を軽く盛って、寒さから守ってます.
自然に雨などでその土はいつのまにか取り払われて、
実はこれを書いてる今、(というのは春なんだな)、暖かくなったらちゃんと芽が出てきたよ.

根っこは予め研いでおいた剪定鋏で短く切るんだけど、その後3時間から40時間くらい(お好みで)、
苗を水に漬けるとよいそうです.根の細胞分裂を促すから.
でも7,000本の苗を水に漬けるとなると膨大なスペースと時間がかかるため、
うちでは実際は無理なのでやってない.

シャンベルタンあたりの4ヘクタールだけやってる生産者は、水に漬けてますと言ってたよ.

苗の種類もいろいろあって、ドメーヌ・コレではいろんなのを買って試してます.
研究熱心なんだよね、ほんと、偉いと思う.

植える時のポイントは、当たり前のことだけど、根の生えてる向きを、苗にとってなるべく無理のない形に保ってあげること.
ちゃんと植えてあげないと何十年か経って、根が地面から外へ向かって飛び出してしまうことがあって、
そうなると乾いてブドウも取れないし結局木の寿命を縮めることになる.
だそうです.

他にもいろいろブドウを育てるコツを教えてもらってるんだけど、
フランスでワインやブドウ造りの修行している人たちって多いのに、
どうしてこういう基本的なことをもっと語らないのだろう?
かなり大事だと思うんですけど.
というか、ここが一番大事だと思うんですけど!
日本ですぐに同じ方法を真似してうまくいくわけではない、でもここにいろんなヒントがあると思うんですけど!

もしや、知ってるのに誰にも教えてないとか、語らないとか、そんなことはないよね.
そんなケチくさい奴に、美味いワインが作れるか、ってんだ、バーロー.

若い樹はあまりストレスをかけないで、大切にしてね.赤ちゃんと一緒だから.

by saitomy | 2010-12-15 03:00 | ワイン・ブドウ フランス編
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