ブドウ畑の空に乾杯

ブレンディングはたのしい

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来月お祭りやるための新酒用の赤、白、ロゼのブレンドをした.
私は白担当のグループに入った.

ちなみにこの製品、ヌーボー・ブランク(Nouveau Blanc)って呼んでる...
アメリカに来てしばらくは、なんでブランクっていうんだよ~、
なんで「ク」がつくの?と気になってたけど今はもう慣れちゃったな.

わがグループのはなかなかいい仕上がりになったと思います.
赤とロゼのグループは苦労していた.
というのも、元々のワインの出来がそれほど芳しくなかったからだと思う.
そしてその一番の原因は、やっぱ原料のブドウだなあ.

でも楽しい時間だった.
少しずつ比率を変えて、これだ!というブレンドを決めるときの快感.
とてもよかった.

何を基準に決めるかというと、

一般的なヌーボーのイメージと合っているか
(なんせ新酒って売れるからいいんだってば)

透明度
炭酸
アルコール度
まず最初に立つ香り
口に含んだときの香り
舌触り
香りの変化、持続性

そんなところかな.
とにかく感覚に訴える作業を黙々と続ける感じ.
100mlのメスシリンダーにピペットを使ってサンプルを作ってグラスに注ぐ.

で、話し合いをしながら最終的に3つのサンプルにしぼって、
その中からさらに1つだけ世に送り出すものを決めた.

学んだのは、必要だと思ったものでも、たくさん加えすぎると打ち消しあってしまうこと.
いらないものをそぎ落とすようにして決めることも大切だってこと.

でも飲みやすくてスッキリしているので、
ワイワイ楽しいお酒にはいいけど、
じっくり飲むにはちょっと物足りないかなとどうしても思ってしまうけど.
ま、いろんなお酒があっていいよね.

これでたくさんの人がたのしいお酒の席についてくれれば嬉しい.

by saitomy | 2007-10-10 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編
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