ブドウ畑の空に乾杯

ロゼボトリング前日

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状態の悪いロゼ.
ほんとはもっと早くにボトリングしたかったのだけど延びのびになっていた.

ごく粗めにDEフィルター
ワインの表面にフィルムイーストが繁殖していたのでその部分は捨てる.

明日これを瓶詰めするのでいろんな数値をチェック.
SO2
TA
CO2
O2
など.
そのうち時間ができたらもう少し詳しく説明したいと思います.

そのあと酸を加えたサンプルをいくつか作ってトライアル.
私は正直どれも好きになれなかった.
うう~、おいしくないよう.飲みたくないよう.
でもここではある程度のところで妥協して味を決めないといけない.
クエン酸少し加えることになった.
確かに果実味は出て多少よくなったかも.
でもジョンには悪いけどやっぱり納得できない.
明日の朝になったらまた変わっていると思うので様子を見てみよう.

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上の写真はO2をチェックしているところ.
0.71ppmはちょっと高い.
このあと窒素をブクブクと入れて0.5ppmまで下げる.
このブクブクもあまりやりすぎるとよくないので
最初から酸化にはよーく気をつけるべきです.
タンクの大きさはワインの量と一致していた方がいいし、
アルゴンを有効に使うことも大切だと思います.

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タンクの温度は普段55°F(12.8℃くらい) に設定しているけれど、
ボトリング前は58°F(14.4℃) にします.
冷たいまま瓶詰めすると、あとでワインの温度が上がった時に
内容量が変わってしまうので、
あらかじめボトリングルームの温度とワインの温度をほぼ同じにしておきます.



明日も早い.昼食に出かける余裕はないと思うのでおにぎり持っていかねば.
ボトリングはノンストップの重労働.



↓おまけ.一年位前に撮った動画.CO2の量を調べているところ.


by saitomy | 2008-06-02 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編
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