ブドウ畑の空に乾杯

明日できることは今日やるな

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2種類のバルベーラがどちらもまだボトリングできない状態.
明日ボトリングしてしまいたかったのだが、まだワインが整っていない.
困ったな.というのはウソでほんとは金曜日にボトリングやることにならなくて嬉しい.

日ごとにワインの味と香りが変わるのと、いろんな判断の目安になる
化学の数値の変化も見られるのがおもしろいなあ.

昼食後はバイトの人たちもジョンもいなくなったので一人で作業していたのだが、
これがなかなか楽しかった.
何をどの順番でどう進めていくかを全部自分の頭の中で組み立てて、その通りに行った時は快感.
ワインづくりって、何も特別なことをしているわけじゃなくて、
普段多くの人が台所で料理しているのと似たようなことをしているだけだ.
どの材料をどうやって切ってどのフライパンを使って焼くか、塩コショウはどんな加減、
洗い物はどのタイミングでするか、とかそういうことと同じ.

ワイナリーでは全ての規模が台所より大きいだけ.そしてかかる時間も年単位と長いだけ.
どのタンクを使おうか、樽はどこに置こうか、必要なホースの長さはどのくらいか、
ポンプはどこに置いたらいいか、大きな機材を洗浄殺菌してる間に
他のこまごましたことを片付けてしまおう、とか...
そんなことを考えながら動いていたらあっという間に終わった.

4時過ぎにジョンが出先から戻ってきてワイナリーを見回して、
じゃあ続きは明日やるから帰っていいよ、必ずワイナリーの施錠をしてね、と言った.

毎朝彼の頭の中の計画を私たちは言葉で確認して、それを実現させるべく働く.
きっちりとした予定表のようなものなく、変わり続けるワインと向き合いながら
その日にできることだけを終わらせる.
自分の身体や心を痛めつけてまで長々と残って仕事をするなんてことは
誰もやろうとしない.

というわけで今日は早くおうちへ帰った.
そのあとゆっくりとジムへ行く時間があった.嬉しい.

もう一つワイナリーに出入りするようになってから気づいたことだけど
ほんとにみんな、しょっちゅう仕事を中断してよく喋る.
しかも誰かの話を耳だけで聞きながら仕事をするのは、ここではとても失礼なことみたいなのだ.
だから私も誰かに話しかけられた時は、作業の片手間に話を聴く、という行為をしないようにしている.
目の前の人間ときちんと向き合えない人が、ワインと向き合ったってどうしようもないだろう.
だからこれでいいんじゃないかな、と思う.


さあ、明日も怪我のないように過ごそう.
おやすみなさい.

by saitomy | 2008-06-12 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編
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