ブドウ畑の空に乾杯

Always Somethin'

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醸造家ジョンはボトリングが大嫌い.
"I LOVE bottling! There's always something!" といつも言っている.
あんまり同じ台詞を繰り返してイラつくので、周囲はもう可笑しくて笑ってしまう.
今日は恋人ゲイルも手伝いに来て、彼の態度を見て笑っていた.

今日という日は最悪のボトリングデーになった.

朝からずっとボトリングラインが不調.
ホイルに傷がつく.
窒素ガスの注入もうまく行かない.
何度も機械の調整をするが、直らない.

そしてワインが...どうも変だ.
醸造家ジョンは「ワインがおかしな動きをしてる」と口にした.

CO2が高すぎる.
酸素量も高すぎる.
ボトルに入っていくワインの量がまちまち.
そういえばpHもアルコール度も高かったんだよな...

115ケース瓶詰めしたところでボトリングラインを停止.

残りのワインを小さなタンクへ移す.
ボトリングライン、フィルター、タンクの洗浄殺菌.

サンプルを 我らがワインマイクロバイオロジスト、Dr. ソーントン に調べてもらうと、
ワインにラクトバシラスが入っている、という見解.
この微生物がワインにもたらす影響について、明日のブログに書きます.

うわ~全部ボトリングしてしまわなくてほんとによかった~.
今日作った115ケースは捨てることになるだろう.
せっかく何人もの人が手伝いに来てくれたのに残念だけど.

というわけでこのワインを月曜日に DEフィルターすることになりました.

うーん、でも不思議なのはワイナリーの人たち全員このワインを「いいワインだ」と位置づけているところなんだよな.
私もこのワイン、いいと思う. 最高級品とは言えないけれど、香りも今のところはちっとも悪くないと思う.
このワイナリーで扱っている製品の中では結構好きなほうだ.
タンニンも強めだし、細かいフィルターに耐えられる強さを持っているとは思うので
フィルター後どうなるか、見てみよう.

月曜日は醸造家ジョンが親戚のお葬式でいないので、私一人でDEフィルターすることになる.
楽しみだな!


そして写真はボトリングラインを停止した後、お喋りに耽る人々.
だぁーかぁーらぁー...喋ってないでもっと働きなさいってば.


ありがたや、週末.

by saitomy | 2008-06-20 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編
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