ブドウ畑の空に乾杯

答案葡萄酒

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今年最後のプレス.
トゥリガ・ナショナル.
醸造家ジョンも少し手伝ってくれたが、
ほぼ一人で4トン搾る.

プレス機の圧力が上がっていくにしたがって、当然ワインの味も変わってくるので
収斂味が出すぎてきたらそれ以上搾らない.
今年の仕込み期間中、何度もプレスを経験して、醸造家ジョンが
どこで搾りを止めたがっているかがわかってきた.
最終的にサンプルをジョンのオフィスへ持っていって、
ここでプレスを止めますけどいいですか、というやりとりをしてOKをもらう.
この具合っておそらく人によって違うと思うので、
別のワイナリーに行ったらまた違う考え方の人がいるんだろう.

一度やってみたいのは、搾り具合に応じて別々に保管し、熟成させてみること.
要は日本酒の中取りみたいなことを.
ここではそんなことする暇はないが、いつかやってみたい.



今年最後のプレスが終わって、仕込みは本当に終わったんだな、と実感.
丁寧に丁寧に、使い終わった機材を洗う. でもあまり全身びしょ濡れにならなくなった.
掃除の仕方さえも上手になってきているということだろうか.

仕込み期間について、誇りに思うことが2つ.

ケガ人が出なかったこと.
私自身の体重が減らなかったこと.

これはほんとに誇りにしていいと思うんだ.
これからも気を抜かずにいたい.


今日学生たちは中間試験で大変そうにしていた.

私はテスト受けなくていいので嬉しい.
フューゲルサン教授はあらかじめ試験の問題を教えてくれるのだが
それでも彼のテストはあまりに難しく、半数近くの学生が赤点をとる.
(そりゃ先生の知識の量に比べたら...全員落第っすよ...)

でも成績優秀な学生だけがよいワイナリーの働き手になれるとは限らないし、
それを教授陣もよく分かっているらしいので寛大な人が多く、
いろんな救済措置をとってくれることもよくある.

私は何年も前、フューゲルサン教授のラボのテストで、クラスの最低点をとったことがある.
100点満点中32点! スゲーだろ! (威張ることでないのは重々承知です、ハイ)
私は教室の中で何かを覚えるのがとても苦手.
あまり言い訳のようなことはしたくないけど、
あの頃はワインを好きな気持ちはあったけど、なーんにもわかんなかったし、
英語もぜーんぜんわかんなかったし、
私なりにいろんなことを学んでいるつもりではいたけど、
テストの答案用紙にそれを披露できる能力は足りなかった.

でも今では大学のワインを一人でプレスできるようになりました.
当時の授業の内容も、今になってよく理解できるようになりました.

先生方、ワインも人も、長~い目で見てなるべく単位はあげてください.

by saitomy | 2008-10-15 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編
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