ブドウ畑の空に乾杯

カテゴリ:ワイン・ブドウ 日本編( 262 )


東京バイオリントレードセンターにて

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2015年4月18日(土)
ワイン&クラッシックのイベントです.

30名様限定です.お早目にご予約下さい.
皆様にお会いできることを楽しみにしています.

Tovic Presents Special Event ワインとクラッシックのマリアージュ
「ブドウ畑の空に乾杯」
2015年4月18日(土) 14:30開場 15:00開演 料金 3,000円 ワイン2種、おつまみ付き
ご予約 TOVIC 東京バイオリントレードセンター(文京楽器小石川店)
電話 03-5803-6969 

by saitomy | 2015-03-03 03:00 | ワイン・ブドウ 日本編

同級生

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高校の同級生が、Kisvinワイナリーに遊びに来てくれた.
こんな風に集合できる日が来るなんてね. 本当に嬉しかったよ.
遠くから子ども連れで来てくれてありがとう.移動大変だったでしょ.
授乳が終わったらぜひみんなでワインを飲みたいものだね!

by saitomy | 2014-12-01 03:00 | ワイン・ブドウ 日本編

ワインの真実

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ジョナサン・ノシター著 加藤雅郁 訳 『ワインの真実』

「訳者あとがきにかえて」を書かせて頂いた.

もっとたくさんの仕事を一緒にしたかったと思う. 残念でならない.

葬儀に参列し職場へ戻ると、私の顔を見た上司から「もう1日休んでいいぞ」と言われた.
それほど疲れ切った顔をしていたのだろうか.
家に帰って明るい色をした洋服がやけに目につき、嫌気がさし、全部捨ててしまった.
加藤先生が亡くなってからの日々は、今でもありありと思い出し胸が苦しくなるほどだが、
もう2年近い時間が経とうとしている.

by saitomy | 2014-07-01 03:00 | ワイン・ブドウ 日本編

遺された私たち

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お通夜の後で呑んで笑ってるなんて馬鹿げていると思われるかもしれないが、
先生との思い出はとても楽しく優しいものばかりで、話しているとどうしても優しい笑顔になってしまうのだ.
いつもの飲み会と同じように、昔連れ立って行った旅の話で盛り上がり、
久しぶりに会えたことが嬉しい心持ちもし、ほんとうにいつもとかわらない.
奇妙なのは先生が眠ったまま動かないということだけだった.
私たちは先生のことを「パスカル隊長」と呼んでいた.  私たちの名は「世紀末ブドウ収穫隊」という.
2000年にコルシカ島へ渡った仲間たちだ.

by saitomy | 2012-11-05 03:00 | ワイン・ブドウ 日本編

天使の分け前

その日の夜、こんな夢を見た.
私はお気に入りのワインを樽から盗んだのだ.

手を組んで横たわる先生の前で盗んできたワインをグラスに開けた.
人差し指と中指をそろえてグラスに浸し、遺体の唇をそっと湿らせた.まだ温かいような柔らかさがあった.
いつもワインを飲むとそうなったように、先生の顔が赤らんでくるのではないかと思うほどだった.
これが本当の天使の分け前だろうと、夢の中の私はうそぶいた.
先生の枕元には先生と顔のそっくりなお兄さんが静かに座っていた.
すみません、生きている間に飲ませて差し上げられなくてすみません.
言いながら泣きじゃくり、ふと触った先生の額の冷たさにぎくりとしたところで目が覚めた.

by saitomy | 2012-11-03 03:00 | ワイン・ブドウ 日本編

仕込み仕舞い

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仕込みの終盤、私をワインと出会わせてくれた恩師がくも膜下出血で倒れた.

「驚かないで下さい。状態はかなり悪く危篤です。入院先は...」
送られてきたメールを読んでも信じられなかった.もってあと2-3日と医師が言ったのだそうだ.

あと2日ですべての赤ワインの搾汁を済ませ、長らく続いた仕込みの期間がようやく終わるという時だった.
「ワインを放ったらかしにして会いに行っても先生は喜ばないかもしれない。
しっかり仕事してから一緒にお見舞いに行こう。もしかして先生、待っていてくれるかもしれないから」
連絡をくれた人とそう話し合い、ワイナリーの勤務を終えて3日後の土曜日にお見舞いへ行く事に決めた.

決断は正しいとは言えなかった.それからは仕事どころではなく、
ずっと張り詰めた何かが頭の中を支配しており、視界は狭く歩は進まず、
うっかり怪我でもしそうな心持ちがしたまま1日が過ぎた.
前述のメール以降何の連絡もこないことが救いであり不安でもあった.
夜中に浅い眠りの夢の中で、倒れたはずの先生から電話がかかってきてフランス語で挨拶をしたりした.
全ては本当に夢で、何事もなかったようにまた起きてくるのではないかと祈った.

2日目の朝. 落ち着かなかった. 一体何を思ってワインを造ったらよいというのだろう?
病院へ駆けつけて、魔法の秘薬のようにワインの瓶を取り出し、先生に飲ませたら目を覚ましてくれないだろうか...
だが私が造っているのはそんな魔法の液体などではなかった.
その日ずっと気にかけていた携帯が作業着のポケットの中で震え、知らせが届いた.
先生は亡くなってしまったのだ.
しゃがみ込んで息を止めたが、やがて立ち上がって泣きながらカベルネ・ソーヴィニョンを搾った. 

こうして2012年の仕込みが終わった.

by saitomy | 2012-11-02 07:19 | ワイン・ブドウ 日本編

個人的なワイン

いつにも増して日記が飛びとびだったけれど、収穫はやっとすべて終了.
ほっと一息なのかな...生活は少し落ち着いてきたように感じる.
今年も造っている最中に大切な人たちの顔が何度も頭に浮かんだ.
顔の見えない誰かに対してワインを造ることは一度もない.
あの人が美味しいと笑ってくれるように、あの子が大人になったら飲めるように、そんなイメージが多い.

写真は今年最後の収穫をしたワイナリーの、世にも美しいカベルネ.
休みの日は勤務先以外のワイナリーで畑仕事させてもらうこともある.
美味しい物を作ろうとしている以上、美味しい物を作っている人の近くにいて学びたいと思うのは当然のことだろう.

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by saitomy | 2012-10-28 03:00 | ワイン・ブドウ 日本編

搾り

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醸造所の隅で小さく圧搾作業.

扱う品種が多すぎてそれぞれの量は信じられないほど少ない、それを単一品種で仕込もうとするから
時間と経費ばかりかかって儲からない、という事態を避けたい...はずじゃないのか、普通に考えれば.
それをわざわざやらせてもらっている今の職場に感謝したい.

絞り込むことの大切さよ. この躰は一つしかないのだ.ワインを造れる回数も限りある.
醸造機器とワインの大きさも合わず品質も低いまま、甘んじて仕方ないさと言い訳ばかりしている暇など
本当はないはずなのだ.

新しいワイナリーを作ろうとしている人は本気で考えるべきだ.
生き残ってワインを造り続け、後の世代に繋ぐ基盤を整えるために何がどれくらい必要なのか.
実験的なことは長年しているのだし、つくりたいものつくれるものも、いい加減分かってきているだろう.

by saitomy | 2012-09-30 03:00 | ワイン・ブドウ 日本編

うりふたつ

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畑の外にイノシシの赤ちゃんがすやすやと眠っている.
最初死んでいるのかと思ったけれど 寝息を立てているのでした.
ブドウの搾りかすのベッドは気持ちいいみたいだね.
時折耳をパシっと動かしてハエを追い払う仕草が小憎たらしい.
すぐに大きくなって畑を荒らすとわかっていても可愛いもんだね.
猟友会の人に罠をしかけてもらいますよ.

by saitomy | 2012-09-27 03:00 | ワイン・ブドウ 日本編

セルフポートレイト

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時は流れ、明日からいよいよワインの仕込みが始まる.
毎年のことだが独特の高揚感と緊張はなかなかよいものだ.
日記を書く回数は減ったが、いろいろなことを考えたし勉強もした.
準備はよい感じに整っている.
愉しい仕込みの数ヶ月になりそうだ!

写真で飲んでいるのはワインじゃなくてビールなんだけど、久々のセルフポートレイト.

by saitomy | 2012-08-16 03:00 | ワイン・ブドウ 日本編