ブドウ畑の空に乾杯

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タンクおばけ

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スローな金曜日.
2003年アイスワイン、ポートスタイルワインのテイスティングなどして終わる.
また、ワインの入ったタンク全てをチェックし、アルゴンしたが、
もうメルローとトゥリガナショナルのタンクから酢酸の臭いはしない.
ちゃんと二酸化炭素が出てマロラクティック発酵が進んでいる.
よかった. ワインに特に問題はなかったのだろう.
先週、特に自分の嗅覚が冴えているのを感じたのでそのせいもあるかもしれない.

醸造家ジョンも言っていることなのだが、
ものすごく鼻が利いて、どんな些細なことでも嗅ぎとってしまう、という日はある.
もちろん敏感な日があるのはいいことで、
毎日その状態でいられるのがプロと言うものかもしれないが、
人間なんだからそんなのって無理だろう.

私は毎日同じレベルの感覚を保っている、という人がいたら
その人ってベッドの中でも単調で変化のない性生活を
毎日繰り返しているんだろうかと思ってしまう.
つまんないなあそんなのって...とか何とか...(失敬)

あらゆる事象の変化を愉しむのがワインを造ったり飲んだりする愉しみにも
繋がっているようなので、

感覚を研ぎ澄ましておいた上で、その位置や在り処を意識しておくことが
この仕事をするのに大切なんだと思っている.


ワインと向き合う自分の躰も見つめなければ.



ハロウィンなので近所の子たちが来たら配るチョコレートなど買って帰る.
何と言うかハロウィンって、かぼちゃにナイフ突き立て、
血みどろの被り物などして、大人のエゴで子どもたちに肥満の元を大量に与え、
かなり残虐な催しである.
でも楽しいしワクワクしちゃうんだけど. ごめんね、お子さまたち! イヒヒ!


写真は、タンクの中にいるおばけ.

by saitomy | 2008-10-31 03:00 | タダの日記

スーパーヒーローズ

秋の夜、一番初めにやって来たのは、バットマンだった.
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すばやい動きでお菓子を受け取ると、目にもとまらぬ速さで飛んでいった.
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我が家のアンパンマンは、ずっと寝ていた.
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by saitomy | 2008-10-31 03:00 | タダの日記

Howdy

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by saitomy | 2008-10-30 03:00 | タダの日記

樽ロデオ

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今日は一日中曇り. 雲の毛布がこの辺り一帯を包み、なんとはなしに暖かい.
新酒の瓶詰めも終わったので気分はいい.
樽庫の整理や管理などする.
クリスティーンが新しい遊びを考えた. その名も「樽ロデオ」
揺れる樽の上に乗りバランスをとるという遊び. ちょいとセクシー.
日本の人たちはこんなの見たら怒るだろうか.
売り物に尻を乗っけるなんて、と.

夕方、大型トラック一杯のケグが運ばれてきて、一同唖然.

いらなくなったケグを処分したい大規模ワイナリーから無料で頂いたのだが、
あちらは本当に処分したかっただけのよう.
かなりいい加減な積みかたで、運んでいる最中にたくさん落とす.
どうすんだ、こんなにたくさんもらってきて!
ネットオークションで売り飛ばして、売上金をワイナリーの資金にしようかなどと
冗談のような、本気のようなことを言っている.

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by saitomy | 2008-10-30 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編

子猫様方

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昨晩おかしなことが起こった.

突然ワイナリーの敷地内に3匹の子猫が出現.

猫が生まれていたなんて今までちっとも気づかなかったし、
母親が見当たらないので捨てられたのかな?
寒くて体を震わせて弱っているので放っておけず、
ダンボールに入れて私のオンボロフリースと醸造家ジョンの古いシャツを譲った.

醸造家ジョンは「俺は猫は嫌いなんだ...ブツブツ」といいながらも
グーグル検索して猫に牛の乳をやるのは良くないらしいことをつきとめ、
閉店間近のペットショップへ電話をかけ、猫用の粉ミルクと哺乳瓶を買ってきた.

このままワイナリーの猫にするわけにもいかないので、本当の母親が現れなければ
クラスの誰かがもらってくれるだろうか.

醸造家ジョンは「俺、どうかしてるよ...猫なんて好きじゃないのに...」と言いながらミルクをやっている.

迷子の子猫をお預かりしています. お母さん、迎えにきてね.

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by saitomy | 2008-10-29 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編

ととのいました

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DEフィルターが午前のうちに直ったので新酒3種をフィルタリング.
修理屋リックはほんとになんでも直せちゃうんだから尊敬する.
瓶詰めに間に合うように一生懸命仕事してくれて、どうもありがとうございました.

粉だらけになりながらフィルタリング.
余分なものを取り除いたし、香りが開いてとても良くなった.
フューゲルサン教授に聞くと、フィルタリングすることで酸化還元電位が変わるので香りも変わるんだよとのこと.
へえーそうなんですかー...って、よく分からないがそういうことらしい.
おいしくなったのだからまあいいか.

どうしても明日ボトリングしてしまいたいので、夜遅くまでかかってワインを調える.

帰宅後ベッドへバタリ.

by saitomy | 2008-10-28 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編

ヘラジカ

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一日中とてもいい天気.

カナダへ猟をしに行っていたビル(72歳、銃の名手) が帰ってきた.
ムースを2頭仕留めてきたよ、だって.
ほんと? すごいね! と感心していたら
ムース2頭って... これだって.

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クリスティーンと私に1頭ずつくれた. ありがとう!

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こらっ、ジジ、咬んじゃダメだって.


今日は新酒のフィルタリングする予定だったのだが、DEフィルターが壊れて
リックがずいぶん遅くまで直そうとがんばってくれたけど結局動かず.
どうすんだろ、このまま動かなかったら...11月の発表会までに製品化できるのだろうか.
とりあえず今日できることをやるしかない、ということで澱引きや新酒のブレンディングを済ませた.
新酒はなかなかに良い香りと色をしています.

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それにしてもいい天気だ.

by saitomy | 2008-10-27 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編

みそ

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朝から午後にかけてみそ汁を飲みながらネット書店で買いたい本を探したりする.
午後、昼寝.
ベッドの中で読書.
また寝る. 写真のこと、ワインのこと考える.
一日中ゴロゴロして、夜になって元気が出てきた.
明日は新酒のフィルタリング.
長い1日になるぞ.

写真は昨日、車の中から見た光景.

by saitomy | 2008-10-26 03:00 | タダの日記

魅惑の飛行

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大学のファームマーケットで売っていたランタナ. この花すごく好き.
説明書き読んだらbutterfly attractant って書いてあった.
以前この花と紋白蝶の写真送ってくれた人のこと思い出す.

一日中何かと用事などあって忙しかった.
夜、たぶん2年ぶりくらいに会うお友達を含め3人でワインとつまみ持参で集まる.
結局エロ話に始終したような...そんなこともないか.
会えてとても愉しかった.
カウンセラーの彼女はさすが、聞き上手だし話し上手.
そして飲みすぎる. 宿酔い決定.


日本にいる祖母が入院したと報告を受ける.
今の仕事の話をもらったとき、どういうわけか一番に頭をよぎったのは
日本にいる家族にもし何かあったら、私はすぐに駆けつけることが
できないかもしれないなあ、ということだった.
大げさなようだが、実際そのように思ったのは事実だ.
もうそろそろ生活の基盤を日本へ移そうか、と思っていた矢先のことだったので
尚更そういう風に思ったのかもしれない.

この国には合法的に滞在しているし、就労許可ももらっている.
しかしさまざまな事情から一度アメリカを出ると学生としてまた戻ってくるのに
とても手間がかかる状態で、だからなかなかアメリカ国外に出ることができずにいる.
やり遂げたい仕事と学業とを見出したからには辛抱して、
日々の生活やごく身近なものに喜びを見つけて暮らしてきたが、
ある土地、ある国の中で囚われの身に近い状態だという感覚を好ましく思ったことはない.

どうか早く元気になってください.

by saitomy | 2008-10-25 03:00 | タダの日記

風通し

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また醸造家ジョンと意見が分かれる.
私はトゥリガナショナルとメルローのタンク上部にあるスペースから、少量の酢酸の臭いがすると思う.

今日ヘッドスペースにアルゴンを注入している時に感じた.
マロラクティック発酵による二酸化炭素でもなく、
タンクのドアについているガスケットのゴム臭でもなく、
おそらくはワインの表面から立ち上ってきた酢酸の臭い.

でもサンプルバルブからワインをグラスに注いでテイスティングすると、
それほど問題があるとは思えない.

何が起こっているのだろう.

醸造家ジョンは、僕は酢酸の臭いは感じないなあと言った.
私がもう一度嗅いで見ると、やっぱり何かフレッシュなワインとは違うものを感じる.
しかしまたサンプルバルブからグラスに注いでみるとその臭いはしない.
タンクか? あんなに磨いたのに? たぶんタンクじゃないと思うんだよな.
でもアルゴンしたらちょっとその臭いは減ったのでたぶんヘッドスペースには酢酸があったのだと私は思う.
...何が起こっているんだ?
わからない. もしワインが本当に酢酸を作り続けているとしたら大問題.


マロラクティック発酵の間、ワインってほんとに不安定でおかしな状態になるし
口に含んでまっずーいと思うこともしばしば.
私には彼ほどの経験はないし、自分の嗅いでいる何が良くて何が悪いのか、判断に迷う.

でもどんな小さなことでも気づいたら言うことにしている.
もし問題が大きくなってしまったら取り返しがつかないから.


今日は来週瓶詰めする新酒の準備に取り掛かった.
赤・白・ロゼ、それぞれ40ケースずつくらいできそうだ.


写真は、新酒を保管していた冷蔵庫.
清潔は大事だが、こういう暗くてかび臭い場所で作業するのも実はなかなかに趣があるのだ.

by saitomy | 2008-10-24 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編