ブドウ畑の空に乾杯

外見も判断

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午前中は月に一度の店卸し.

午後はひたすら実験.
2008年のピノ・グリが、ピンクになっちゃったのでこのままじゃあ白ワインとして売れるかどうか...
ピンク色を取り除けないだろうか、と試みている.

牛乳に含まれるたんぱく質であるカゼインを使ったトライアルをしてみたけど、
あまりうまくいかなかった.

どうしようかね.

このピンクのまま売ってしまえばいいじゃない、という意見もあるのだが、
去年の売れ行きがあまりによかったので
このワインには大口の注文が瓶詰め前から入っている.
当然去年と同じかそれ以上の品質を求められているだろうことは
予想できるわけで、だからこそどうしよう? と悩んでいる.

ボトルを薄緑にしてワインのピンク色を目立たせないようにすれば? という人もいるのだが
ひとたび透明のグラスに注げば消費者はその色と対峙するわけで、
大量に返品がきたら困る.

肝心の味なのだが、カゼインを使って少し余分なものを取り除いたサンプルの方が
私にはおいしく感じられた.

見た目も大いに重要だし、中身はもっと重要だ.

暗がりで飲んでくださいってラベルに載せようか...
もう少しいろんな種類の実験をしてみます.



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by saitomy | 2009-02-02 03:00 | ワイン・ブドウ アメリカ編
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