ブドウ畑の空に乾杯

こそ

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ひとりで畑に居たくて、コソコソと塩山に来て、コソコソと帰ろうかと思っていたのだが、
お昼休憩しようと車でコンビニへ向かっていたら軽トラ乗ったこの方にバッタリ.
見つかっちまったー.
でもしばらく誰もいない(雨なので周りの桃農家さんたちもいなかった)
静かな山の畑を体験したのでいいことにしよう.
とてもよい時間だった.

メルロー植えに行くというのでご一緒させてもらう.
ポコポコッと穴を、スーパーマンのようにあっという間に掘ってしまった.
畑全体が巨大モグラたたきみたいに見えた.

メルロー植えるのをやらせてもらう.
また新たな畑の始まり.

日本のワイナリーをいくつか見ていて思うのは、本当にブドウの絶対量が少なくて、
ワインにとって一番よい状態で醸造できていないことが多々あるということ.

だからこそ小規模で一滴も無駄にせず大切に作ってるんだ、それがいいところなんだと
言うのかもしれないが、その分遊びがきかないし、時には少なすぎて醸造機器と
ワインのサイズが合わずに品質低下を免れないのを、仕方ないと半ば諦めるようにして
やり過ごしているのではないか.


今の環境で、出来る限りのことをやっている現場の人たちを責めるのが本意ではない.
でもやっぱりもう少し量が欲しいよね.
だからこうして地道に生産量を増やそうとしてくれる人たちはとても大切.


Planting more vines of Merlot.
Enzan, Yamanashi, Japan.

by saitomy | 2010-04-15 03:00 | ワイン・ブドウ 日本編
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