ブドウ畑の空に乾杯

品種考

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最近シャルドネのことをよく考える.
ずっと以前はそんなに好きではないと思っていたけど、じっくりと知っていきたい気になっている.

どの品種を愛するか、というのは本当にむずかしいことだ.
どうしてもワインとして完成させたい思うものもあれば、
こんなものでワイン作るなんてできるかばーろー、と思わずにいられないものもある.
それほど好きではないけど大切だから、なんとかもっと魅力を出してあげたい...と思うことも.

好き嫌いでものを言っていいものだろうか.という気がするときもあれば
こうなったら好き嫌いでものを言おう、と思うこともある.

どんなに好きな品種でも、ブドウの状態がひどいと気分が滅入る.
嫌いな品種でもブドウの出来がよければ喜んでワインを作れるか、というと
大体においてはそうだが、必ずそうなるというわけでもない.

好きでも嫌いでも、経験として蓄えたり、何かを考えるきっかけをもらったり
勉強させてもらったりという意味では無駄なものなど一つもないのだが.

あれこれ手を出しすぎて中途半端で死ぬよりは、何か一つをまず完成させたい、と思うようになってきたのだろうか.

しばらく考えてみよう.
好きなものを何でも植えられるから余計にいろいろ考えるのだけど、
それはそれでこの場所のよさでもある.

by saitomy | 2010-06-24 03:00 | ワイン・ブドウ 日本編
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