ブドウ畑の空に乾杯

ワイン言語

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英語を話したがらないフランス人、というのを私はあまり見たことがない.
ジャックオーは英語を学びたいらしく、仕事中に単語や発音を私に確認してはメモをとっている.
以前ほんの少し英語を覚えたけど、ちゃんと話せないからもっと勉強したいんだって.

シャブリはとても小さな村で、いうなれば田舎なのだろうけれど、
将来を担う若者たちは数ヶ国語を話せるように教育を受けているし、とても流暢に話す人も多い.
それが仕事をする上で重要だということも分かっているのだろうし、
言葉を手に入れて分かり合いたいという気持ちは人間共通のもののような気がする.

それにしても、ここに来て思ったこと.
日本の大学で使っていた初級フランス語の教科書に載ってた会話文、かなり使える. 
当時すべて暗唱していたのが今になって役に立っている.
ガッコウの勉強もしっかりしておくものだなあと思います.

ワインも好きだけど、言語も好きだ.
新しい言語を学ぶ過程は愉しい. 子供のとき日本語を覚えていった時のことを思い出したりするから.
香りや味もそうだけど、言葉だって何かの記憶を呼び起こすのに十分な力を持っている.

ジャックオーの英語も、私のフランス語も、ゆっくりだけど日々進歩している.

by saitomy | 2010-09-23 03:04 | ワイン・ブドウ フランス編
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